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インド人

全体的に

加熱処理した食事。生は果物のみ。 冷たい水は不可。氷入りは論外。体を冷すから。
カレーが好き。カレー3食でも良い。日本のカレーライスではない。インド人は気が変わりやすいので、注文した後でもオーダー変更あり。インドレストランなら対応してもらえても、普通のレストランでは通じない。インドレストランがおすすめ。
ヒンズー教ではお酒を禁止。しかし飲む人も多い。

大部分

牛肉を食べない(マヌ法典で禁止していないので、なぜかは不明)。食べる人もいる(イスラム教の人など)
海には悪魔が住むので、川魚は食べても海魚は食べない。海草も食べない。

ベジタリアン

ジャイナ教徒は、土の中のもの(ジャガイモ、にんじんなど)も、採集時に虫や細菌を殺してしまうから、食べない。
卵は有精卵ではなく、無精卵は食べるという人もいる。(無精卵かどうかをどう判断するかは不明)
牛乳、乳製品はOK。
同じ家族内でも、ベジかノンベジかが違うことも多々ある。日本の食事のアレンジ、特に懐石などは事前に食べ物を配膳してあることもあるので、団体ツアーの場合、レストランに早めに伝えておくことが必要。

曜日によりベジタリアンかどうかが変わる。火曜日、金曜日のベジが多い。シバ神信仰者は月曜日がベジ。ガネーシャ信仰者は水曜日。サイババ信仰者は木曜日と土曜日。シャニーデ信仰者は日曜日と月曜日。etc. ネギ類、海藻や椎茸がダメなこともあるらしい。

その他

左手は不浄なので使わないこと。
インドの清潔、不潔は日本の神道に似ている。鳥居をくぐってきれいになることとガンジス川に入ってきれいになること。spirituallyにきれいになる。
インドにはカーストではなく、ダリットがある。もちろん、ダリットによる差別は禁止されているが、人々の意識は変わらない。同じ空間にいても、AさんとBさんが全くしゃべらないどころか、顔も向けないことは珍しくない。

非常に誇り高いので、「教えられる」は求めない。

非常に親日的。

インドを知るお勧め本

 

イスラム(ムスリム)教徒

ハラル/ ハラール

ハラルは許された食べ物。
ハラル肉の定義は殺し方にある。
首を切って落とす。動物にストレスを与えない(他の動物が殺されているのを見ないように一匹ずつ殺す)。血抜きをする。
ハラル肉は、大阪マスジドぐるぐるカフェイスラム文化センターで扱っています。

日本では、ハラル肉は専門店でしか扱っていません。短期旅行者の場合、来日後すぐはマクドナルドのフィッシュバーガー(自国にもあるので安心)で我慢し、肉が食べたくなると鶏肉(厳密にはハラルではないが、一応血を抜いているのでハラルに近いらしい)に手を出します。和食は肉を扱わないものが多いが、たとえば、どんな油(海外では、植物油とは限らない)を使っているか見てわからないこともあり、食材も見慣れないものも多く、安心して食べられない。

さて、日本に住むイスラム教徒となると、ハラル肉に準じるものとして、アメリカンビーフ、オージービーフは許されるのだそうです。キリスト教徒、ユダヤ教徒の国で作る牛肉、鶏肉はいいという考え方です。仏教徒の日本の牛はダメです。神戸牛もダメなんでしょうねぇ。アメリカでの牛の殺し方…("My years of meat" を読んだら、牛肉が食べられなくなります。)??? 
深く突っ込んではいけません。食べる人が納得しているならそれでいいのではないでしょうか?

豚、酒は絶対ダメ。

ハラム

許されないもの。豚肉、アルコール。
当然ながら豚の油を使った調味料、日用品もダメ。
日本のレストランではハラル肉といいつつ、単に「豚肉を使っていない」というところが多い。敬虔なイスラム教徒は、ハラルマークの付いたレストランでしか食べない。
日本人はベーコンを豚肉であるということを忘れがち。

ラマダン

断食のこと。日が昇っている間は断食。唾さえ飲んではいけない人もいる。旅行中は免除されるはずなのですが…。2015年は年6月18日~7月16日。日本は酷暑、水も飲まなければ、倒れちゃうかも。水吹きで、勝手に水をかけてあげるといいと思うんですが、どうでしょう。

その他

1日に5回のお祈りをする(夜明け、正午過ぎ、4時、5時、夜8時頃)。時間(季節により変わる)と方角が決まっている。人によっては、まとめてする人もいるし、色々である。特に金曜日のお祈りは大事。金、土がお休みという国もある。旅行中の人は、お祈りしなくてもいいことになっているが、敬虔な方も多い。関西空港にはお祈り室がある。

イスラム教徒を知るお勧め本

犬は家に入れてはならないとコーランに書いてある。しかしながら、ある娼婦(イスラムでは重い罪)は、犬を助けたので、天国に行くことができたというエピソードがある。犬を軽視しているわけではないが犬の唾液が病気を発生させると考える人がいる。大前提は動物はいじめてはいけない。犬のいる家庭でホームステイでイスラム教徒を受け入れる場合、要注意。

ユダヤ教徒

コーシャー

コーシャー(清浄食品)=食べてよいもの

ひずめの分かれたもの、反芻するものは○
(反芻:一度飲み下した食物を口の中に戻し、かみなおして再び飲み込むこと)
○牛、羊(生きているうちに殺して血を出す)
×らくだ、野うさぎ、豚

×牛肉と乳製品を同時に食べてはいけない(ステーキの後のアイスクリームはダメ)調理器具も別
×貝類、エビ(ひれとうろこのないもの)

○鶏、七面鳥など
×だちょうなど

ファラフェル(マメから作ったコロッケ、おいしい!)はイスラエルなど中東の食べ物。ベジタリアメニューで日本でも食べられるからおススメ。

その他 

日ユ同祖論について書かれた書物。事実ではないが、話のネタとして。あまりしつこく言うとばかにされる。

macrobiotic 正食

日本の正食(せいしょく)は、おばあちゃんの知恵的「体にいいもの」だった。梅と醤油の入った番茶で毎日を健康に、みたいなもの。私が正食を知ったのも、知人のアトピーを治したい一心だった。信貴山にある断食道場で正食を導入している。
しかし、正食はアメリカに行き、マクロビオティックに変わってしまった。ずい分「高価」なものになった。日本に再輸入されたものは、アメリカナイズされた洋食で、マクロビとつくレストランはたいがい超まずくて高い。しかしマクロビ(一応、正食)だし、とあきらめて行っている。
(ずい分前に奈良・明日香の森羅塾でいただいたマクロビメニューはとてもおいしかった。まだあるかは不明)

正食を知る本

信貴山断食道場

信貴山にある道場では、一旦体の毒素を抜いて、正しい食事を得て、体を治癒する。アトピーにも効くらしいが、アトピーの人と一緒になったことがないのでわからない。体重は思いっきり減るが、断食後は必ず膀胱炎になる。免疫力が劇的に落ちる。私はここで正食を学んだ(とアトピーの人の治療のために)。宗教施設なので、安いのが魅力。

http://www.danjiki.or.jp/

ロシア人

パースパ(復活祭、4月頃)前のポストは、心身を清めるために食事制限する。動物系の肉、牛乳、卵、魚を食べない。年に数回あるポストの中で、パースパ直前のポストは48日続く。ロシア正教会(Russian Orthodox Church)の話。

ロシアを知る本

その他

ロシアのクリスマスは1月7日。2月23日祖国防衛戦士の日は男性のため、3月8日国際夫人の日は女性のため。

セブンスデー・アドベンチスト教会(7th-day Adventist Church, SDA)安息日再臨派

菜食だが、牛肉、鶏肉はOKのよう。豚肉や鱗とひれのない魚介類(えび・うなぎなど)はダメらしい。

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